しろくま再びシンガポールへ行く」カテゴリーアーカイブ

○予約は大丈夫よ○

imgp0836

この日の朝、出かけるまえに

ふたりは

ハイティーの予約をしました。

持ち主たちの泊まっているホテル

グッドウッド・パーク

(Goodwood Park)の

レスプレッソ(L’Espresso)は

ハイティー・ビュッフェでも

有名なのです。

レスプレッソにスタッフが

いなかったので

レセプションに予約を

頼みに行きます。

レセプションにいたマレー系のお兄さんに声をかけ

ハイティーの予約をしたいと言うと

お兄さんは、小首をかしげて言いました。

大丈夫よ!ちょっと待ってて。

いいえ。実際は英語だったんです。でも、そんな風に聞こえたんです。

その後お兄さんは、お尻をふりふり

お気に入りらしいレスプレッソのスタッフのお兄さんに

腰の辺りで手を振って近づいて行きました。

そして、持ち主たちのところに戻って来ると、笑顔でいいました。

大丈夫よ。14時に来てね。

いいえ。実際は英語だったんです。でも、そんな風に聞こえたんです。

さすがは一流ホテル。従業員に対しても寛大なのに違いありません。

75○思い出の場所○

imgp0832

地下鉄MRTに乗り込んだ

ぼくの持ち主は

エリーに聞きました。

サマセット(Somerset)

で降りていいかね?

サマセットの駅は

ホテルの最寄り駅

オーチャード(Orchard)

より、ひとつ手前の駅で

なにがあるのかというと

持ち主父母が住んでいた

マンションがある場所なのです。

imgp0831

持ち主は

懐かしいその場所を

少し見てみたいと

思っていたのです。

しかし

15年という月日は

とても長いものであったことを

持ち主はその後に

痛感するのでした。

その昔

サマセットの駅の周りは

公園のようになっていたのですが

降りてみてびっくり、ショッピングセンターになっていました。

imgp0833

駅から出ただけで、持ち主は

もう、すでに方向が

分からなくなってきました。

見知らぬ場所のように

なってしまったその場所から

持ち主は見覚えのあるものを

一生懸命に探します。

すると、道の向こうに

懐かしの

プラナカン・プレイス

(Peranakan Place)が見えたのです。

持ち主は、うれしくなってきました。

imgp0834

このプラナカン・プレイスの

かわいらしい町並みを越えると

持ち主父母の住んでいた

マンションが見えて来るはずです。

暑い中、観光地から離れ

ふたりは歩きます。

そして

あそこに見えるはず。

と、指差した持ち主の

指の先の向こうに

しかし、懐かしの建物はなかったのでした。

そうなんです。マンションは取り壊されて、更地になっていたのです。

74○シティ・ホール○

imgp0829

ラッフルズ・ホテル

(Raffles Hotel)から

一番近い地下鉄MRTの駅は

シティホール

(City Hall)の駅です。

ただ、いつものことなのですが

入り口を見つけられません。

ふたりは、熱い日差しのなか

MRTの看板の前で

しばし立ち尽くしました。

看板はあるのに、まったく入り口らしきものが見当たらないのです。

地図を見ると、近くのショッピングセンター、ラッフルズ・シティ

(Raffles City)にも、MRTの入り口が示してあります。

少し涼むためにも、ふたりは、ラッフルズ・シティに入りました。

人波に流されながら、ぶらぶら歩いていると、ようやく見つけました。

MRTの駅です。

後から知ったのですが

シティ・ホテルの駅は、スイソテル・ザ・スタンフォード

(Swissotel The Stamford)とラッフルズ・シティと

コンプレックスを成す、複雑な作りになっているようなのです。

でも、地下鉄の看板を出すのなら、入り口も近くに作って欲しいです。

☆TJメモ☆

この写真は、ラッフルズ・ホテルのトイレです。
おしゃれなので、ついつい撮影してしまいました。

73○ラッフルズ・ホテル○

imgp0828

シンガポールを代表するホテル

それはやっぱり

ラッフルズ・ホテル

(Raffles Hotel)でしょう。

象の像から歩くこと10分ほど

ふたりはあの

ラッフルズ・ホテルの

前にいました。

ふたりは、観光客として

しっかり記念撮影をしてから

いろいろなお店が入る

ラッフルズ・ホテル・アーケード(Raffles Hotel Arcade)に向かいます。

ふたりが地図を見て現在地を確認していると

ホテルの制服に身を包んだ大変姿勢のよいお兄さんが、声をかけてくれました。

アーケードに行きたいというと、お兄さんはにこやかに案内してくれます。

さすがは、一流ホテルです。

一流ホテルはなにが違うって、やはりサービスが一流なのです。

72○象の像○

imgp0826

くだらないものを

見るのが大好きな

ぼくの持ち主とエリー。

白ラッフルズと黒ラッフルズを

見た後は

象の像を見に行きます。

名前からして楽しい

象の像は、1871年に

タイの国王から贈られた

由緒正しいものらしいです。

以前は、ビクトリア・コンサートホール&シアター

(Victoria Concert Hall & Theatre)の前に建っていたらしいので

黒ラッフルズに追い出されてしまったということでしょうか?

imgp0825

象の像に辿りつく前に

ふたりは

おもしろいオブジェに

出会いました。

エリーが言います。

あ、バルセロナのエビ

手があるよ。

確かに。似ています。

そして、象の像は

旧国会議事堂であった

アート・ハウス(The Arts House at The Old Parliament)の

レストランの前に、本当にひっそり建っていたのです。

71○黒ラッフルズ・白ラッフルズ○

imgp0818

ぼくの持ち主は

何回もシンガポールを

訪れたことがあるのですが

それでも、一度も行ったことのない

観光地があるのです。

それは

白ラッフルズ像と

黒ラッフルズ像です。

今回は

ぜひこれらを見に行きたいと

持ち主は思っていたのです。

おなじみのフラトン・ホテル(The Fullerton Singapore)から

カベナ橋(Cavenagh Bridge)に向かうと

まだこの辺りが整備されていないころからある

ネコの像に再会しました。

<imgp0820

黒ラッフルズは

ビクトリア

コンサートホール&シアター

(Victoria 

Concert Hall & Theatre)の前に

建っていました。

初めて見た

黒ラッフルズの写真を撮ると

次は

白ラッフルズのところへと

向かいます。

白ラッフルズは

ラッフルズ上陸記念の地に

建っています。

imgp0824

これも写真におさめると

なんだか怪しい雲が

一緒に写ってしまいました。

まるでラッフルズが

黒い雲を背負った

悪魔の親分のようです。

白ラッフルズの前で

エリーと持ち主は

記念写真を撮ってもらおうと

観光客らしきおじさまに

写真をお願いしました。

すると、おじさまの代わりに

推定おじさまが所属するツアーの

添乗員らしきお姉さんが、写真を撮ってくれました。

おじさまたちにも写真を撮りましょうか?

と、聞くと、おじさまの妻が、なぜか持ち主とエリーを呼び寄せます。

そして、なぜか白ラッフルズの前で

ふたりはおばさまとの記念写真に写ったのでした。

インドネシアから来たというおじさまとおばさまの

シンガポール旅行のアルバムには

なぜか持ち主とエリーが一緒に写った写真があるのです。

70○カヤ・トースト○

imgp0817

翌朝

目覚めた持ち主とエリーは

ため息をついています。

なぜって

明日は日本に帰る日だからです。

最終日の予定は、少々ハードで

午前中は

ラッフルズホテルを見に行き

午後はハイ・ティー

その後、プールで遊び

夜はシンディ姉さんと

ジェスリム姉さんと食事です。

ふたりは、持ち主のオススメ、カヤ(KAYA)・トーストを食べに出かけました。

カヤとは、ココナッツミルクに卵、砂糖でできたジャムのようなもののことで

バターをのせた薄いトーストに塗って食べます。

カヤ・トーストのセットがには、甘いコーヒーか甘い紅茶に温泉卵がついてます。

かなりコレストロールが高そうですが、大変おいしいです。

芋・栗・豆好きなエリーは、絶対好きにちがいないと思い

持ち主はワクワクしていました。

ふたりの注文したトーストが運ばれ、それぞれかじりつきます。

おいしいです。

持ち主は、エリーに聞きます。

どう?好き?

すると、エリーは首をかしげながら言いました。

なんか、砂糖しか感じないんだけど。

持ち主がエリーのトーストをかじってみます。

確かに。カヤの味がしません。

持ち主はメニューをじっと見ました。そして納得しました。

エリーが選んだのは、シュガートースト。

てっきりカヤ入りシュガートーストかと思い込んでいましたが

メニューをよく見れば、シュガートーストには「カヤ」とは

ひとことも書いてなかったのです。

☆TJメモ☆

日本にもありました。
ヤクン・カヤ・トースト

69○トライバルダンスショー○

imgp0810

トラムでの見学が終わると

ちょうどショーの時間です。

ショーは、サファリの外の

エントランスプラザで

行われるので

再入場のスタンプを

腕に押してもらい

ふたりはショーの見やすい場所に

陣取りました。

やがて、腰巻きひとつの方々が

お出ましになり

トンブアカ族の踊りが始まりました。

なんといっても興奮するのは、踊りながら口から火を吹くところです。

みんな、ごーごー火を吹いています。

なかなか見応えのあるショーです。

でも、持ち主は思ったんです。

踊っているお兄さんたちの身体、やたらムキムキな人もいるのですが

ものすごくぷよぷよの人もいます。

あの踊りには、あまり筋肉は使わないのでしょうか?

その後、ぶらぶらと歩きながらいろんな動物を見て

コウモリのえさに巨大ドリアンが下がっているのに興奮したりしながら

家路に着きました。

こんな風に、念願のナイト・サファリの夜は終わったのです。

68○ナイト・サファリ○

imgp0813

ナイトサファリ

(Night Safari)には

トラムに乗って説明を受けながら

動物を見る方法と

歩いて動物を見る方法の

2つの楽しみ方があります。

見られる動物は違うので

もちろん2つとも経験したいです。

トラムには英語と日本語があり

英語のトラムは

予約なしでも乗れるのですが

せっかく日本語トラムがあるので、日本語のトラムの予約をしてみました。

日本語トラムは、日本語で予約できます。

流暢な日本語を話すマレー系のお姉さんに従い

ふたりは20分後のトラムを予約しました。

まだ時間があったのですが、気の早いエリーと持ち主は

早々にトラム乗り場に行くことにしました。

すると、トラム乗り場のお兄さんが言ったのです。

まだ、出発してないから、一つ前のトラムに乗ったら?

そしてふたりは、お兄さんに追いたてられ、トラムに飛び乗ったのでした。

すでに乗っていたみなさま。

持ち主たちは、決して、時間に遅れてきたんではないんです。

早く着きすぎたんです。

☆TJメモ☆

ナイト・サファリ
add : 80 Mandai Lake Rd.
tel : 6269-3411
トラム付きチケット 大人 32$ 子ども 21$
(2010年12月現在)

67○タクシー○

imgp0804_2

タクシーをつかまえて

ナイトサファリまでと言うと

落ち着きのない運転手は

うんうんと、うなづきました。

エリーと持ち主が車内で

盛り上がっているうちに

ナイトサファリらしき場所に

着いたのですが

なんとこの運転手

持ち主が出した50ドルに

20ドルしかおつりがない

と、言い張ります。

値段は、28ドル弱です。

日本人のため、なめられている可能性がありますが

面倒くさくなってきたので、つりはいらんと、タクシーを降りました。

運転手は、Very Kind と、何度も言っていました。

ところが、タクシーを降りてまわりを見回すと、なんだか人気がありません。

なんと、そこはナイトサファリではなく

隣のシンガポール動物園だったのです。

あのタクシー、おつりも返さなかっただけでなく

場所も間違っていたのでした。

ふたりは、そばにいたおじさんに道を聞いて

仕方なく、ナイトサファリまで歩いたのでした。