この日の朝、出かけるまえに
ふたりは
ハイティーの予約をしました。
持ち主たちの泊まっているホテル
グッドウッド・パーク
(Goodwood Park)の
レスプレッソ(L’Espresso)は
ハイティー・ビュッフェでも
有名なのです。
レスプレッソにスタッフが
いなかったので
レセプションに予約を
頼みに行きます。
レセプションにいたマレー系のお兄さんに声をかけ
ハイティーの予約をしたいと言うと
お兄さんは、小首をかしげて言いました。
大丈夫よ!ちょっと待ってて。
いいえ。実際は英語だったんです。でも、そんな風に聞こえたんです。
その後お兄さんは、お尻をふりふり
お気に入りらしいレスプレッソのスタッフのお兄さんに
腰の辺りで手を振って近づいて行きました。
そして、持ち主たちのところに戻って来ると、笑顔でいいました。
大丈夫よ。14時に来てね。
いいえ。実際は英語だったんです。でも、そんな風に聞こえたんです。
さすがは一流ホテル。従業員に対しても寛大なのに違いありません。