カリンをもらったのはいいけれど
持ち主には調理方法がわかりません。
調べてみると、カリン酒にしても
蜂蜜漬けにしても、実は食べず
エキスを抽出するだけのようです。
ジャムも、濾した液を煮詰めるという
実を食べない方法ばかりです。
実には繊維が多いのでしょうか?
濾すのがめんどうくさいので
取りあえず、なにも考えずに煮てみることしました。
カリンの皮を剥き、細かく切って鍋に入れ、砂糖をかけて一時間ほど置きます。
水分がしみ出してきました。なめると、おいしいです。これは期待できます。
このカリンエキスを煮始めましたが、水分がすぐに蒸発してしまいます。
水を足していきますが、果肉はなかなかやわらかくなりません。
味見してみると、まずくはないのですが、灰汁が多くて舌がびりびりします。
持ち主は、灰汁を救いながら、煮続けました。
4時間くらいかかって、ようやくジャム状になりました。
味見してみると、はっきり言って、おいしくありません。
煮る前はおいしかったのに、すっぱくて、渋いです。
ああ。いままでの時間と手間とガス代はなんだったのでしょうか?
持ち主は、がっくりしたのでした。
☆レシピ☆
その後、砂糖とバターでジャムをキャラメリゼしたところ、たいそうおいしくなりました。